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2008年9月 7日 (日)

「魔王」10話の感想は

真相が明るみになって苦しむ、直人(刑事さん byしおりちゃん)に天使のような慈悲をみせるしおり…

兄、典良が葛西に対しての言葉で「罪は罪だ、人として償うべきものは償わなきゃな…」と直人に電話で言っているが直人にもいえる事なのかもしれません

11話という短い中では、葛西と麻里がどんな愛情で結ばれているのかはわからないし、ましてや麻里が、不倫をしていたのはどんな理由なのかも不明。ただ葛西だけは若いからなのか一途に麻里を思っているところがいじらしい。

なんだか、このドラマの中で兄、典良が一番報われないような気がするのです。妻には不倫され、父にもあまり信頼されず、おまけに弟には逮捕され。誰からも愛情をそそがれずに終わってしまうんでしょうか~可哀想!不憫でならない劇団ひとりさんです。

それにしても、メガネをはずした葛西さんはいいですねぇ(今回初めて田中圭さんを知ったので新鮮です)そして、この取調室ここでもしおりを思いだし心が揺れまくりの成瀬先生です。

階段で出会う領と直人。ここで主題歌…あともう1回しか聴けないんですね(悲)

直人「これで満足ですかっ」ほんとに成瀬はどうなる事が満足のいく事だったのでしょうね。あまりに強い憎しみで他の結果は考えられなかったんでしょうか。直人に、死のうと思ったがここまで生きてしまったと真情を告白され、謝罪されても、もうどうする事もできないところまできていて、なんらかの決着をつけなければきっと成瀬も報われないでしょう

10話の一番の見どころは、やはり成瀬と直人の父との対峙にほかならないでしょう。

このシーンの成瀬領の顔は一番美しかったと思います。そして声もね

「この11年芹沢家の事だけを考えて生きて来ました…ありがとうございました。変わらず元気でいてくださって…」このセリフ好きです!この時の成瀬領の声も(しかし若い時の成瀬領はちと怖いですな、上から見下ろすからね)

そして、直人の父はこんな人物だったのかと少しがっかり、きっと成瀬もそうでしょう。もっと悪人であれば成瀬も救われたでしょうに結局は息子思いの父で、何人も回りの関係者が殺されてその犯人で11年前の被害者の兄がいつの間にか、自分の懐に入り込んでいたというのにこの余裕。ショックで心臓麻痺を起こし倒れるかと思いましたよ~。

これにはやはりベテラン俳優の意見が採用されたのでしょうか?それとももともとこんな脚本なのでしょうか?これによって更に成瀬領の心の揺れが激しくなる訳です。少し石坂父のセリフがナレーションのようになっていてよりいっそう良い人になってました。

この時の成瀬領の顔がほんとに激しく美しい!瞬きをしない目に力がこもっていて鋭さの中にも若い青年の一途さが感じられて、百戦錬磨の直人の父との対比になっていますねそしてここでの、一筋の涙は予定通りなのか、予定外なのかはわかりませんが…ここは涙を見せずに対決して欲しかったような気がしないでもないです。

こんな時の大野くんの演技というか、表情は素晴らしい!どこにも大野智の顔はたぶんないんじゃないかなぁ~それともこういう顔をする素の大野智もほんとはいるんだろうかと思うほどの表情の違いを見せつけられました。直人の父の話を聞いている時や、母親の事を切々と訴える時の目の美しさはもう~言葉にできない美しさです!そして謝罪されたあとに立ち上がるその脱力した姿が…オッサン?いえいえ魔王になっていない姿だからあんな立ち姿にしているのだと思いたい。そうですよね。

そして、最後はもはやお約束のようになっている、しおりちゃんとのシーンですが。もうここまできたら、しおりちゃんにすがってしまえばいいのに!と何度思ったでしょうか。あれほど涙を見せられたらもう天使にすがっていいよぉ~と。そうでなかったら、徹底的に魔王になるしか生きる道はないでしょう。

あ、生きないかも。

成瀬領が…教会の外で泣き崩れている!これは、名場面でしょう文句なく。

最後まで見て、直人には刑事課の人達がいる支えてくれる人がいる。でも魔王・成瀬領には誰もいないんですね。それがとても淋しいですね

次回でついに最後となるわけですが、どんな終わりになるのかあまりにも不憫な成瀬領ですから、彼なりの決着をつけさせてあげたいですね。そうでないと死んでも死にきれないとはこの事でしょう。報われず救われないのではあまりに哀しい結末になるから…

大野くん最後まで頑張って、成瀬領として結末を終えて下さいね。

楽しみなような怖いような…

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